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初めての病院

2004年3月3日に桃は始めての病院に行きました。2歳になるまで桃は健康状態になんら問題も無くすくすく育ちましたが、1歳になった時から健康診断には行かなくては、いけないと思っていましたが、歴代のうさちゃん達の事で病院に対して不信感と不満があり、どうしても元気な時に連れて行くのは、とっても怖かったのです。それと大抵の病院は腰ぐらいの台の上での診察になり、いつ飛び降りてしまうんではないか、暴れた時に強く抑えられて脊髄を損傷してしまうのではないかと色々不安も有りました。
なぜ今回そんな不安の中連れて行く事になったかと言うと、前々から桃の尿は少しオレンジが強く血尿では無いと確信していましたが、とりあえず自分で検査して見ようと思い、薬局で人間用の尿判定紙を購入し検査して見る事にしました。尿鑑定紙は血尿、蛋白、糖の3項目を検査できるタイプでした。
購入後、桃が床の上で尿をした時に急いで試験紙を尿に付けて見ました。一箇所だけが見る見るうちに色が変わっていきます。思いもしなかった判定が、蛋白が異常な数値の色に変わったのです。説明書を読むとホコリなどで判定に誤りが出ると記載されていましたので後日もう一度検査する事にしました。翌日、桃がいつもオシッコをする牧草入れの下に引いているペットシートと新聞紙を外し下に尿がたまるようにしました。桃がオシッコをするのを、ひたすら待ち、した瞬間に検査して見ました。また同じ結果です。もしかしたらこの試験紙がおかしいのかもしれないと主人と私も検査して見ましたが私たちは全然用紙の色が変わる事は有りませんでした。それからも、10回ぐらいは検査しましたが同じ結果です。これは元気に見える桃ですが体の中で病気の部分が有るんだ、直ぐに病院に連れて行かなくては、いけないと思いました。


病院選び
行く病院は以前から決めて有りました。二代目の天が亡くなった時に火葬業者の担当者が「うさぎは、下手な病院に連れて行ったほうが、病状が悪化して寿命が縮まってしまいます。今度、うさぎを飼って病院に連れて行くならば、田端にうさぎ専門の病院が有るのでそちらにした方がいいですよ」と言われました。他にも二代目を連れて行っていた病院が治療に評判の悪い事も聞きとってもショックでした。私の中でも不信に思っていた所があり、もし違う病院に連れて行っていた天ちゃんは助かったんじゃないかと後悔の念に苛まれました。
そして桃を向かい入れた時そのうさぎ専門病院の事を調べ、私の家からも車で20分、交通移動時間も少なく今度行く時はここにしようと決めました。
そして今回その病院に行ってきました。

前日の用意
まず尿を持って行く為の容器を用意しました。容器はお弁当用のしょうゆ入れを購入しました。そして尿を採取するスポイトを文房具店で購入しました。
糞を入れて行く入れ物はジッパー付きの小さいビニールを用意しました。

糞と尿は前日のPM10:00にしたばかりの尿と便を採取し容器に採取時間を明記しました。

当日
そして早朝にPM12:00〜AM7:00までの間にした糞と尿も採取しました。採取した容器は糞2袋と尿2個になりました。あとは、いつも食べているペレット類も持参する事にしました。
AM7:00に桃に食事を上げ、AM8:30出発しました

診察
まず尿の事を話しました。診察に入る前に前もって尿と糞は受付に提出していましたので診察と同時に結果が出ました。結果は糞も尿も異常が無いと言うことでした。とってもホッとしました。そして体重と目、耳、しこりは無いか、歯を検査し、健康ですという事でした。ただ避妊をしていないので今後も尿に血が含まれていないかマメにチェックしてくださいと言われました。食事についてはペレットをハードタイプからソフトタイプに換えるように指導されました。硬いフードは噛んだ時に歯が押されて沈むので歯には良くないと言われました。歯の伸びすぎの予防は牧草を食べさせる事だそうです。桃は牧草大好きなので歯は伸びすぎたりしていないようです。

今回病院に行って思った事
やはり、うさぎの専門と言うことで、待合室もうさぎと飼主さんだけで桃も他の動物の匂いがしなかったことは
不必要な不安を持たない事になったと思います。そして先生がとってもうさぎの扱いに馴れていた事が一番安心した所です。桃が暴れても慌てずしっかりと持っているので落としそうな感じは全く有りませんでした。今回病院に行って、これからは定期的に健康診断をしに来ようと強く思いました。
ただこの病院は診察時間が短いので夜間に診察していただける所も探して決めなくてはと思っています。

今回病院に行ってつくづく桃の強情さには驚きました。先生が歯を見ようとしても歯を食いしばって開けないんです。見ている私もいい加減、桃もあきらめればいいのにと思ってしまいました。
病院の先生の手は噛まれたり蹴られたりして傷だらけでした。

家に帰ってからの桃の様子
桃は車に乗るのが3回目で今回は車で移動中は足を大きく広げて踏ん張っていました。家に帰り直ぐにキャリーケースから出すと桃は自分のケージに吹っ飛んで帰り、ケージに置いてある牧草入れに入りムシャムシャ牧草を食べ出しました。気持ちを落ち着かせる為に食べているかのように、ひたすら食べ続けていました。食べるのを止めると、今度はケージから出てきません呼びにいっても出てきません。主人は午前中は会社を休んで桃を連れて行きましたが午後からは出勤で昼食を食べて出かけていきました。主人を見送って部屋へ入ると桃はケージから出ていました。なぜケージから出てこなかったのか解りました。桃は主人を怒っていたのです。こんな目にあったのは主人のせいだと、だからいなくなったのが解ったので出てきたようです。その後、病院疲れによって体調を崩すことも無くむしろ、やけになって食べた大量の牧草によって健康的な大きい、糞をしていました。ただ車で踏ん張っていた為次の日に足が筋肉痛になったようでその日は足を崩して寝ていました。