何だか羽の様子がおかしくなってきました。「パタ、パタ」まるでゼンマイが
切れ掛かってるおもちゃの様な羽の動き方、「あれ、どうしたんだろう、
思うように羽が動かない」そう言葉にだした瞬間、桃の羽は動かなくなり
桃は海へ真ッ逆さまに落ちていきます。「わぁーわぁー助けてー」
ドッボーン、ブクブクブク、桃は海の中へ落ちてしまいました。
息が‥「あれー、苦しくない?それに体も濡れてない、おかしいな」
桃は不思議に思いました。「ママがお風呂に入れてくれる時は、体が濡れるのに
何で濡れないんだろう」
桃はよく自分の体を見てみると羽から空気があふれ出てきて薄い空気の膜で体全体を
覆っています。まるで人間が海に潜る時の洋服と空気の入れ物ようです。
でも桃は泳いだ事が有りません、どうすれば前にいけるのか分かりません。