考えていると前の方から何かがこちらに向かってきます。
桃はとっさに食べられちゃうと思い一生懸命前に進もうと前足と後ろ足を
バタバタさせました。少し前に進めましたがすぐ後ろまで何かが近づいてきます。
「もう駄目だ」と思った瞬間、「大丈夫かい、今空から落ちてこなかった?
君この辺で見かけない子だね。」と話しかけてきました。
桃は「あなた、私のこと食べに来たんじゃないの」「ちがうよ、ボクは君を食べたりしないよ
安心して」桃はやっと落ち着き「私は桃、山の方から海に遊びに来たの、
そしたら羽が動かなくなって海に落ちちゃった」「君は桃って名前なんだ。
桃は海の中でも大丈夫みたいだね海に遊びに来たんだったらボクが海を案内してあげるよ、
ボクはイルカのクックよろしくね桃」「有難う案内してくれるのうれしいな」
「桃ボクの背びれにつかまって」桃はクックの背びれに両手でつかまりました。
「桃行くよ。出発」クックは勢いよく泳ぎ出しました。