海の中は綺麗なお魚さんたちがいっぱいでサンゴや海草の陰にもいっぱいのお魚たちが泳い
でいました。
初めて見る
海の世界は七色に輝き
不思議な形の物がいっぱい有りました。「桃見てごらん」、クックは開いている大きな貝の
上に小さい石を落としました。その石が貝に触れた瞬間にパッカと大きな貝は殻を凄い勢いで
閉じました。「桃この貝は気おつけないと
中に閉じ込められてしまうんだよ」と
クックはいたずらそうな目で桃に言いました。

クックは桃を色々な所に案内してくれました。そして海底洞窟の中へ、そこには大きなサメが
寝ていました。「桃、静かにねサメが起きたら食べられちゃうから」とクックが小さい声で
桃に言いました。桃は怖くて「早く出ようよ」と小さい声でクックに話しかけました。
「この奥に桃に見せたい物が有るんだ」クックはそーと泳ぎながらサメの横を通り洞穴の奥
へと進んで行きました。だんだん暗くなり前が見えなくなってきた時にうっすらと前のほうに
明かりが見えてきました。