少し泳ぐと大きなお部屋のような所につきました。そこには空気が有り、なぜか明るかった
のです。桃はおそるおそるそこへあがって見ました。クックは上がる事が出来ません水の中
から顔を出し桃の様子を見ています。すこし奥にきらきら光る物がたくさん有り、
桃は手に取りました。それはママがパパから貰った指輪についていたキラキラ光る物と同じ
でした。「桃、綺麗だろうこれを桃に見せたかったんだ、お土産に持っていきな」と
クックは言いました。桃は「ママにお土産に持っていこう」と一つだけ手に取りました。
「もうそろそろ出ようサメが起きたら大変だから」とクックか桃に話かけました。
桃は水の中へ入りクックの背びれを右手でつかみ、左手でお土産を持ちました。
そして静かにクックは泳ぎ出しました。サメは寝ています。
その横をそーと通り過ぎようとした瞬間、桃の羽がサメの、むなびれに触ってしまいまし
た。「誰だ!」サメは目を覚まし、大きな口を開け。桃達に向かってこようとしています