一羽で飛んでいると下に川が流れているのを桃はみつけました。
「喉が渇いたからあの川でひと休みしましょう」
桃は川土手に降り立ちました。川はキラキラと太陽の光を桃に浴びせかけ、
桃の体は太陽の光に囲まれぽかぽかと暖かく、まわりからは美味しい匂いがた
だよってきます。それは黄色いタンポポの花の匂いでした。
桃はタンポポをすこし食べ、そして川の水をすこし飲んでから、空へ飛び立ちました。
桃とハトさんは一緒に森へ向かって飛び始めましたが。
見る見るうちに桃はハトさんと離れてしまいます。
桃は早く飛ぶ事が出来ませんどんなに羽を早く動かそうとしても
パタパタとゆっくりしか動きません。ドンドンハトさんは
飛んでいってしまい桃は、とうとうハトさんと
はぐれてしまいました。