「パタパタ、パタパタ」「今日は何処に行こうかしら」桃は考えました。
「そうだ前にパパとママと一緒に行った事の有る海と言う所行って見ましょう」
海へ行く事に決めた桃はベランダと反対側の方へと向きを変え進みだしました。

桃を歓迎しているかのような、暖かい日差しと、すみきった青い空、そして心地よい風、
桃の心はこれから行く海の事でいっぱいになっていました。

「パタパタパタパタ」桃は早く飛ぶ事は出来ませんが家から海までは、そうとうく有りません、
少し飛ぶと桃の目にも海が見え始めました。
「海が見えてきた。とっても眩しいな」桃は海の上を飛びはじめました。
キラキラ輝く海面を桃はのんびりと飛んでいると