「大変だ桃しっかりつかまって」クックは凄い勢いで泳ぎだしました
桃は右手が背びれから離れそうです。その時左手に握っていたお土産が
ツルット手から落ちてしまいました。
桃は何もなくなってしまった左手でしっかりクックの背びれをつかみました。
なんとかサメを引き離すことができましたが、桃はお土産の石を落としてしまいました。
「クック、私、お土産落としちゃった」「桃、残念だったね。また今度取りに行こうよ」
「うん、そうだねクック」
桃はその後もクックに海を色々案内してもらいました。
でもそろそろ帰らなくてはいけません。でもどうやって家に帰ればいいのか
桃は不安になってきました。羽は今だに動きません。
「クック私どうやって家に帰ればいいんだろう」
クックと桃が考えていると、そこに物知り鯨のおじいさんがやって来ました。